☑︎ このレビューは 7月 2025 に最終更新されました

正直に言いましょう:

世の中のウェブ制作ツールって、大抵どれかに当てはまります:🪀 おもちゃみたいなノーコードツール(例:WixやJimdo)、🛠️ プラグインだらけのゴテゴテなWordPress、😵‍💫 コード職人向けのツール(そして毎回ゼロから車輪を再発明…)

そんな「どっちもビミョー」な状況に対して、Webflowはこう名乗りを上げます:

開発者も納得、デザイナーも満足、そして非エンジニアも頑張れば使える、夢のようなオールインワンプラットフォーム

…本当に?🤔

2016年からクライアント案件、自社サイト、検証プロジェクトなどを通じてWebflowを使い倒してきた筆者が、その「夢」がどこまで現実なのかをチェックしていきます。

良かった点も、イラッとした点も、そして「え、これ何?」な混乱ゾーン(価格体系、お前のことだ)も全部カバー。

まずは要点をまとめた短評から:

結論:Webflowは、クリエイティブな自由度と技術的な正確性を両立させた、稀有なウェブ制作ツール。学習コストと複雑な価格体系はあるものの、それを乗り越えた先には、驚くほどクリーンなコードと自由自在なデザイン、そして高速ホスティングが待っています。

デザインの自由度:ピクセル単位+レスポンシブ? Designerをチェック
9/10
CMS:柔軟性と使いやすさは? 詳細を見る
8/10
ホスティング:速度と信頼性は? 詳細はこちら
9/10
EC機能:本格的なネットショップに対応? チェックする
6/10
使いやすさ:学習コストとパワーのバランス? 我々の見解
7/10

もし「ノーコードの手軽さ」と「本物のコードのパワー」の間で揺れ動いたことがあるなら、Webflowはまさにその橋渡しになるツールかもしれません。

それが本当かどうか、確かめていきましょう。

Webflowって、そもそも何?

一言で言うと?

Webflowは、コード不要でウェブサイトをデザイン・構築・公開できる、オールインワンの開発プラットフォームです(もちろん、必要ならコードも書けます)。

例えるなら、Figma・WordPress・VS Codeのハイブリッド👼:

ドラッグして、ドロップして、調整するだけ。裏ではWebflowがリアルタイムでHTML・CSS・JavaScriptを生成してくれます。

とはいえ!他のノーコードツールのようにテクニカルな部分を隠すのではなく、Webflowはフロントエンドのロジックを視覚的に学べるように設計されています。

マージンやFlexbox、ブレイクポイントの仕組みが分かる(あるいは学ぶ意志がある)なら、これはもうロケット級のツールです。

Webflowには以下のような機能もバンドルされています:

デザイナーなのに開発者に頼るのが嫌な人も、プロトタイピングをもっと高速に行いたいエンジニアも、Webflowならお互いのニーズを同時に満たせるかもしれません。

⚡ 2025年の最新アップデート

2013年のローンチ以降、Webflowは進化を止めていません。ここ最近の主要アップデートをチェックしてみましょう:

  • Localization 2.0ついに登場したネイティブな多言語対応。サブディレクトリ自動生成+文字列ベースの翻訳UIで、従来の外部ツールが不要に。
  • Components アップデート条件分岐と動的スロットに対応。複雑なレイアウトが作りやすくなりました。
  • DevLink β版Reactとの連携が強化され、Webflowをビジュアルなフロントエンドとしてアプリ開発に活用可能に。
  • Memberships 1.0ログイン/登録フローや有料プラン対応など、Webflow上で会員制コンテンツを構築できます。
  • Figmaプラグイン改良:FigmaのフレームをそのままWebflowへ転送できるように。レイアウトやスタイルの保持率もアップ。

これらの機能が実際にどう役立つのかは、後述の各セクションで取り上げていきます。

それでは次に、Webflowの真骨頂であるビジュアルエディター「Designer」について詳しく見ていきましょう。

Webflow Site Designer:シンプルさ vs 精密さ

Webflowの核となる機能が、Designerと呼ばれるビジュアルエディターです。

このインターフェースでは、ピクセル単位の精密なコントロールでウェブサイトを構築可能。

でも、ありがちなドラッグ&ドロップ式の「見た目だけビルダー」とは違います。

WebflowのDesignerは、ウェブの仕組みに忠実。セクション、div、スタイル変更など、すべてがHTML・CSS・JavaScriptに直結しています ✨

つまり、すべてを自分でコントロールできる代わりに、それなりの知識も求められるということ。

Webflow Designer

…でも安心してください。

2025年現在、Webflowには初心者から上級者まで対応する3つのスタート方法が用意されています:

  1. 🧠 AIサイトビルダー β版:最近追加された新機能。

    サイトのジャンルや目的を入力し、スタイルを選ぶと、WebflowのAIが実際のセクション構成+仮コンテンツ付きのホームページを自動生成してくれます。

    テンプレ感はあるものの、ワイヤーフレームやMVP、アイデア出しには最適。

    もちろん後からDesignerで100%編集可能です。

  2. 🎨 テンプレートから開始:初期設定をスキップしてすぐカスタマイズしたい人向け。

    Webflowでは100種類以上のテンプレートが提供されており(うち約30個は無料)、ポートフォリオから企業サイト、ショップまで様々。

    アニメーション付き、CMS対応、SEO最適化済みのテンプレートも豊富。

    どれも完全にカスタマイズ可能なので、色やレイアウト、構造、レスポンシブ対応まで好き放題いじれます。

  3. 💻 まっさらなキャンバス(通称:リアルWebflowモード):これぞWebflowの真骨頂。

    空白ページから開始し、セクション・グリッド・Flexbox・Divなどのレイアウト要素、テキスト・画像・ボタン・フォーム・動画・埋め込み要素などを自由に配置。

    ピクセル単位の調整、アニメーション、メディアクエリまですべて自分で設計します。

    中央揃えのボックスが欲しい?divを追加して、relativeに設定して、サイズを指定する──ようこそ本物のウェブ制作の世界へ。

「それはちょっと怖い…」と思った方、大丈夫です。

Webflowには、CSS設定の視覚化や画面サイズ別ビューなど、学習を助けるガイド機能が満載。

WebflowのDesignerを見てみる ›

Interactionsパネルでは、マウスオーバー時の動き、スクロールに応じた出現アニメーション、ページ読み込み時のフェードイン、クリック時のトリガーなどをノーコードで簡単に設定可能(もちろん、必要ならJavaScriptも書けます)。

そして、Webflowのレスポンシブ対応力は業界トップクラス:

  • PC・タブレット・スマホ横向き・スマホ縦向きのブレイクポイントが標準搭載
  • 各デバイスごとにスタイルを視覚的に調整でき、しかも変更は下位画面サイズに自動で反映される
  • 標準ブレイクポイント以外にもカスタムブレイクポイントを設定可能

さらに、サインアップ時に「コーディング未経験」と申告すれば、モバイルスタイルをWebflowが自動生成してくれるという気配りまで!

まとめ:AI、テンプレート、ゼロから構築——どこから始めても、Webflowは“あなたらしい”サイト作りを可能にしてくれます。

では次に、WebflowのCMS機能について見ていきましょう。

WebflowのCMS(コンテンツ管理システム)

サイトは見た目だけじゃありません。中身(コンテンツ)が命です。

WebflowのCMSを使えば、バックエンド未経験でも、プロのようにコンテンツを構造化できます 🫣

従来のサイトビルダーのようにすべてを固定ブロックで扱うのではなく、WordPressのようにプラグイン地獄に陥ることもなく、Webflowは視覚的かつ構造的にコンテンツを管理できるアプローチを採用しています。

イメージとしては「Notion × Airtable」──それをウェブに応用した感じ。

中心となるのはコレクション(Collections)という概念。これは、自由に定義できる再利用可能なコンテンツタイプです。

各コレクションには、必要に応じて好きな数のフィールド(項目)を追加できます。

たとえば:

  • ブログ記事:タイトル、著者、投稿日、アイキャッチ画像、タグ、本文 など
  • ポートフォリオ作品:ギャラリー、外部リンク、クライアントの声、カテゴリー
  • チームメンバー:役職、プロフィール写真、略歴、SNSリンク

Webflow CMS

コレクションを作成したら、できることが一気に広がります:

  • /blog/how-to-make-webflow-dance のような動的ページを自動生成
  • 複数のリスト・グリッド・スライダーにアイテムを表示、並び替えやフィルターも可能
  • 特定のフィールドに応じてレイアウトを表示/非表示にする条件付き表示も対応

しかも全部ノーコードで視覚的に操作できます。データベースもPHPもカスタム投稿タイプも不要。

ちなみに、開発者向けには外部ツールとの連携用にAPIやカスタム埋め込みも用意されています。

The Webflow Editor(編集モード)

サイト公開後のコンテンツ編集には、WebflowのEditorモードが便利です。いわば「クライアント向け」インターフェース。

🖱️ 公開中のページ上でテキストや画像を直接クリックして編集
Designerに入らず新しいコレクションアイテムを追加
🔒 デザインをロックしながら、コンテンツだけ安全に更新可能

フリーランスでもチームでもクライアント案件でも、ブログ更新に触ってほしくない人向けにぴったりです。

多言語対応?今や標準機能です

かつてWebflowで多言語対応しようとすると、Weglotのような外部サービスやCMSのハックが必須でした。

でも、今は違います。

Localization 2.0でWebflowにネイティブな多言語機能が登場:

🌐 言語ごとのサブディレクトリ(例:/ja/, /en/)を定義
🈯 各言語ごとにフィールド・画像・SEOタグを個別に翻訳可能
🔁 ドロップダウンや動的リンクで言語切替を実装

現時点では有料アドオン扱いですが、CMSとシームレスに統合されており、これまでの外部ツール連携よりはるかに快適。

まとめ:WebflowのCMSは、いわば“痛みのないヘッドレスCMS”──機能の9割は揃ってるのに、頭は痛くない。

次はいよいよ、サイトを世に送り出す「公開とホスティング」についてです。

公開とホスティング:ボタンひとつで全世界へ

Webflowでの公開は驚くほど簡単。というか、Designer内で「公開」ボタンを押すだけです。

テスト環境用でも本番ドメインでも、選択してクリックすれば数秒で反映されます。

Webflow publishing

cPanelも、FTPも、DNS設定地獄もナシ(いや、一度だけあるかもだけど、WebflowのDNS UIは割と分かりやすい方です)。

公開先としては以下の3種類:

  • 💸 無料のテスト用サブドメイン(例:[yourname].webflow.io
  • 独自ドメイン(DNS設定が必要ですが数分で完了)
  • 複数の環境への同時デプロイ(上位プランのみ)

では、公開後のWebflowサイトはどんな環境で動くのでしょうか?

内部構成をざっくり解説

Webflow Hostingは、Amazon CloudFrontFastlyを基盤に構築されています。つまり、世界トップクラスのインフラで自動的に運用されるということ:

  • 自動スケーリング対応:アクセスが急増しても、サーバーの増強や手動対応は一切不要
  • SSL証明書内蔵:全サイトに無料でHTTPSが自動適用されます
  • スマートキャッシュ機能:更新が全世界に瞬時に反映、キャッシュ設定も不要

これ、いわゆる共有ホスティングでも、WordPressのマネージドホスティングでもありません。

むしろ、企業向けのクラウドホスティングに近い──でもDevOps知識は不要

更新も、セキュリティも、スケーリングも全部Webflow側でやってくれるので、こちらはデザインとコンテンツに集中できます。

まとめ:Webflowのホスティングは、速度・スケーラビリティ・セキュリティのすべてをボタンひとつで手に入れる仕組み。Publishすれば、それでOK。

次はいよいよ、オンラインショップとしてのWebflow──つまりeコマース機能を見ていきましょう。

Webflow eCommerce:まだ進化の途中だけど…可能性は大

Webflowのユーザーから最も多くリクエストされてきた機能のひとつが、「ネットショップ機能」でした。

そして今、それがついに標準機能として搭載されています。

つまり、Webflow上で:

🏪 商品ページを自由にデザインし
🛒 カートやチェックアウトを自分で構築し
🖼️ ストア全体をゼロから作り込むことができ
🎛️ 在庫、注文、税金、メール通知まで1つのダッシュボードで管理できます

…でも、Shopifyと真っ向勝負できるか?というと、それはまだ。

ただし、WebflowのeCommerce最大の魅力は、やはりデザインの自由度

テンプレートに縛られない。プラグインに振り回されない。商品ページも、カートも、サンクスメールも全部自分で設計可能。

ShopifyのLiquidやWooCommerceのCSS地獄で苦しんだことがある人なら、この自由さがどれほどありがたいか分かるはず。

その他の嬉しいポイント:

  • 物理商品・デジタル商品の両方に対応
  • 商品バリエーションやファイル添付などのためのカスタムフィールド
  • チェックアウトページやサンクスページも自由に編集可能
  • ブランドに合わせたメール通知やカゴ落ちフォロー機能
  • Stripe & PayPalの支払いに対応(標準機能)

デザインにこだわりたいブランドや、1製品に全力投球するD2Cショップにとってはまさに理想的なツールです。

とはいえ、2025年現在、eCommerce機能はまだ進化の途中というのも事実。以下のような機能は、他のサービスに比べると制限があります:

  • 多通貨対応が標準では存在しない
  • POS端末との連携ができない
  • 定期購入(サブスク)が未対応
  • 割引設定がシンプル(カート単位での条件設定は限定的)
  • 顧客アカウント機能はMembershipsを経由しないと使えない

こうした機能のいくつかは公式ロードマップ上にはあるものの、すぐにネイティブ対応されるとは限りません。

したがって、大規模ストアやPOS/ERPとの連携が必須な事業者であれば、今の時点ではShopifyを使った方が無難です。

ですが!

・少数精鋭の商品構成
・ブランド重視
・高度なデザインやページ構成が必要

といった条件に当てはまるなら、WebflowのeCommerceは間違いなく候補に入ります。

まとめ:WebflowのeCommerceは、デザイン重視の中小規模ショップに最適。豊富な機能はまだこれからだけど、自由度とブランド力を重視するなら“あり”。

さて、ここからが本番(というか混乱ゾーン):「価格体系」へ進みましょう。

Webflowの価格体系:ごちゃついてるけど、ちゃんと整理すれば怖くない

そう、Webflowの料金プランは一見カオスに見えます。

でも、仕組みを理解すればスッキリ整理できます。

まず一番大事なこと:

Webflowの料金は「2層構造」。ワークスペース(Workspace)がアカウント全体を管理し、サイトプラン(Site Plan)が各プロジェクト(サイト)ごとのホスティングを担当します。

この構造を視覚的に整理した「マスター図」も作ってみました:

Webflow pricing

ワークスペースとは、複数のサイトをまとめて管理し、権限やアクセスをチーム単位で分けられる「作業エリア」です。

Webflowに登録すると、まず1つのワークスペースが作られ、そこに1つ以上のサイトを追加できます。

サイトプラン(=各サイトごとのホスティング)

ポイントは、静的ページ数・CMSの上限・月間トラフィックなどがプランごとに異なること:

  • スターター(無料): ページ数2、CMSコレクション数20、CMSアイテム数50、帯域幅1GB、フォーム送信50件(累計)。独自ドメイン不可。
  • ベーシック – 月額$14: 小規模サイトやLP向け。ページ数150、フォーム無制限、帯域幅10GB。
  • CMS – 月額$23: ブログやコンテンツ重視のサイトに最適。20コレクション、2,000アイテム、帯域50GB、サイト内検索、エディター3人まで。
  • ビジネス – 月額$39: トラフィック多めの中規模サイト向け。300ページ、40コレクション、1万アイテム、帯域100GB以上、ファイルアップロード、エディター最大10人。
  • エンタープライズ: スケール重視の大規模運用向け。容量・性能・サポートすべて無制限。価格は個別見積もり。

もしWebflowでショップを運営したいなら、以下のeCommerceプランもチェックを。

eCommerceプラン(ショップ機能を追加)

基本は上記「サイトプラン」にEC機能を追加した構成です:

  • スタンダード – 月額$29: 商品数500、取引手数料2%
  • プラス – 月額$74: 商品数1,000、手数料ゼロ(Webflow手数料)
  • アドバンスト – 月額$212: 商品数3,000、手数料ゼロ、チーム管理、高ボリューム対応

どのプランも、CMS・チェックアウト・カート・メール通知・決済(Stripe/PayPal)・税金設定・基本的な連携機能が含まれます。

違いは主に商品数・手数料・チーム機能にあります。

さて、ここでワークスペースの話に戻りましょう:

ワークスペースプラン(チームや代理店向けのアクセス管理)

誰がどのサイトにどのレベルでアクセスできるか?それを決めるのがワークスペースの「席(Seat)」プランです。

  • 無料シート: 閲覧専用。校正や確認目的のクライアントに最適。
  • 限定シート – 月額$15: コンテンツ編集者やマーケ担当向け。編集権限のみ。
  • フルシート – 月額$39: Designerへのフルアクセス、設定変更、請求管理まで全権限。

ちょっとややこしいですが、以下の原則で考えるとわかりやすいです:

  • がっつり制作するチームなら、最低1名のフルシート+サイトごとの有料プランが必要
  • 個人サイトであれば、基本的にサイトプランだけでも運用可能
  • クライアントに編集だけさせたいなら、限定 or 無料シートでOK

まとめ:価格は安くはない。でも、プロ仕様のデザイン・CMS・ホスティング・チーム機能を全部ひとつで揃えられるという意味では納得の構成。2025年の新しい「席」制度で、チームでも個人でも柔軟に使えるようになったのは大きな進化。

Webflowのメリット・デメリット

ここで一旦、冷静に振り返ってみましょう。

Webflowの強み弱みをざっくりまとめるとこうなります:

  • デザインの完全自由:テンプレートに縛られず、コード不要でレイアウトやスタイルを自在に編集できる
  • クリーンなHTML/CSS/JS出力:本番向けの構造で、エクスポートや開発連携も簡単
  • CMS標準搭載:スキーマベースのコレクションで、ブログやポートフォリオ、データベース型サイトに最適
  • 業界トップクラスのレスポンシブ設計:ブレイクポイント、デバイスプレビュー、カスケードスタイルなどを視覚的に操作可能
  • 即時公開:サーバー不要、FTP不要、cPanel不要で数秒でライブ公開できる
  • エンタープライズ並みのホスティング性能:AWS + Fastly、グローバルCDN、SSL自動、スケーラブル
  • ついにネイティブな多言語対応:サブディレクトリ形式でのローカライズが可能に
  • EC機能の柔軟性:チェックアウト、商品ページ、メール通知まで自分でデザインできる
  • 柔軟な料金モデル:無料から始めて後でスケールアップ。新しいシート制度でチーム利用も現実的に
  • 開発ロードマップが活発:Memberships 1.0、DevLink、AIビルダーなど大型機能を毎年リリース
  • WixやSquarespaceより習得コストが高い:完全初心者にはややハードルあり
  • EC機能はまだ浅め:多通貨、定期購入、顧客アカウントなどに制限あり
  • 料金体系が複雑:サイトプラン+eCommerce+シートで最初は混乱しがち
  • 低価格帯プランにはCMS上限あり:2,000〜10,000アイテム制限に達する可能性も
  • CMSにはバージョン履歴がない:デザインの変更履歴はあるが、コンテンツは対象外
  • 高度な連携には外部ツールが必要:ZapierやMake、Memberstackなどを使う場面が多い
  • プラグインエコシステムがまだ小さい:WordPressのような巨大なアドオン環境は未整備

総評:Webflowは「妥協せずに作りたい人」のためのプロ仕様プラットフォーム。価格も学習もそれなりにハードルはあるが、それに見合う成果が返ってくる。

ブリッツQ&A:よくある質問まとめ

本編を締めくくる前に、Webflowに関してよく聞かれる質問をまとめました:

Webflowって何?

Webflowは、デザインツールの自由さとコード制御の精密さを融合したハイブリッド型のウェブ制作プラットフォームです。ノーコードで本格的なサイトを構築できる一方で、コードレベルの操作や出力にも対応しています。

Webflowの料金はいくら?

Webflowはサイトプラン+ワークスペース(シート)という2階建ての料金体系を採用しています。無料から月額$39前後のプロ向けまで幅広く、詳しくは上記価格セクションを参照ください。

Webflowは初心者にも使える?

完全な初心者にはやや学習コストがあるものの、HTML/CSSの構造を視覚的に学べるツールとしても非常に優秀です。手打ちのコードよりは簡単で、Wixなどよりは高機能な中間層といえます。

どんな人にWebflowがおすすめ?

Webflowは、ノーコードで本格的なデザインをしたいデザイナー・開発者・企業・スタートアップに向いています。複数メンバーでの協業や、クライアントワークにも強みを発揮します。

Webflowでネットショップは作れる?

はい、eCommerce機能が標準搭載されています。商品ページ、カート、メール通知などすべてを自由にデザイン可能。Shopifyほど高機能ではないものの、見た目にこだわるブランドや中小規模のショップには理想的です。詳しくはeCommerceセクションをご覧ください。

WebflowはWordPressの代わりになる?

多くのケースでWordPressの代替になります。プラグインやテーマ、ホスティングの煩雑さが不要なぶん、Webflowは「1つで完結」するソリューションです。ただし、ニッチな機能や特殊な連携が必要なら、WordPressの方が柔軟なこともあります。

結論:2025年、Webflowは使うべきか?

2016年から数十の案件とアップデートを経て使い続けた経験を踏まえ、最終的な結論はこちら:

Webflowは現存する中で最もパワフルなサイト構築プラットフォームのひとつです。学習コストはあるけれど、それを乗り越えた先にはプロレベルの制作体験と効率的なワークフロー、そして“プラグイン地獄”からの解放が待っています。

☝️ ただし、誰にでもおすすめできるわけではありません。

・10分で1枚のLPを作りたいだけ
・大量の外部プラグインに依存している
・WordPress文化にどっぷり浸かっている

…そんな場合は、SquarespaceやWPの方が合っているかもしれません。

でも、もしあなたが:

  • ノーコードでも自由度の高いデザインをしたい
  • クリーンなコード出力が欲しい
  • 柔軟なCMS多言語対応が欲しい
  • ホスティング+EC+チーム機能が1つにまとまっている方が嬉しい

…というタイプなら、Webflowは試す価値しかないです。

個人ポートフォリオからクライアント案件、会員制コンテンツ付きの大規模サイトまで、あなたの成長にあわせて拡張できるのがWebflow最大の魅力。

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